NZの就職面接で実際に聞かれたこと【自動車業界の体験談】
NZワーホリ中に自動車業界で面接を受けた筆者の体験談。実際に聞かれた質問と答え方のコツをまとめました。面接前で緊張している方の参考になれば。
面接の前日、「明日何を聞かれるんだろう」と不安で眠れなかったことを覚えています。
日本でも転職面接の経験はありましたが、英語での面接は初めて。しかも外国人として現地企業に応募するという状況に、正直かなり緊張しました。
この記事では、私が自動車業界で実際に面接を受けた経験をもとに、どんな質問をされたか・どう答えたかをまとめます。業界や会社によって内容は変わりますが、NZ面接の雰囲気を知るだけでも、当日の緊張がだいぶ和らぐはずです。
仕事の探し方・CV作成についてはこちらの記事で解説しています。
NZ面接の雰囲気は日本と全然違う
最初に受けた面接で一番驚いたのは、雰囲気のカジュアルさでした。
日本では入室からお辞儀・着席の許可待ち・敬語の使い方まで、暗黙のルールが多いですよね。NZは違います。私はオンラインで面接を受けましたが、画面越しでも「Hi, how are you?」と気さくに始まり、雑談を交えながら進んでいく雰囲気でした。
とはいえ、カジュアルなだけに「何を聞かれるか読みにくい」という側面もあります。日本のような定型的な質問の流れはなく、会話の中で自然に深掘りされていきます。
| 日本 | NZ | |
|---|---|---|
| 雰囲気 | フォーマル・緊張感あり | カジュアル・対話に近い |
| 服装 | スーツが基本 | 業種によりスマートカジュアルでOK |
| 質問スタイル | 定型質問が多い | 会話形式・深掘りあり |
| 重視されること | 礼儀・謙虚さ | 具体的な経験・スキル |
実際に聞かれた質問
1. Tell me about yourself.(自己紹介をしてください)
ほぼ100%聞かれます。1〜2分で職歴・スキル・なぜNZにいるかをまとめて話すのが基本です。
日本の「学生時代は〜」から始まる自己紹介とは違い、直近の職歴・できること・今何を求めているかを中心に話します。
私はこう答えました(要約):
「日本の大手自動車メーカーで海外営業を担当していました。海外のディーラーや代理店と交渉・調整をしてきた経験があります。その知見を活かして、御社でも日本車ブランドの強みや背景を深く理解した上でお客様に提案できると考えています。NZでさらに経験を積みながら、現地のビジネス感覚も身につけていきたいです。」
ただ「経験があります」と言うだけでなく、その経験が会社にどう役立つかを具体的に結びつけるのがポイントです。
NZの採用は即戦力重視の文化があります。若くてポテンシャルを評価してもらえるケースもありますが、基本的には日本の中途採用に近い感覚で「入ってすぐに動けるか」が問われます。採用側は「この人を採って、いつから・どんな場面で役に立つか」を見ています。自己紹介の段階からその答えを示せると、印象がぐっと変わります。
ただし、気負いすぎるのも逆効果です。あれもこれも詰め込もうとすると、かえって伝わりにくくなります。自分が一番アピールしたいポイントを2〜3つに絞って、そこだけしっかり話せるように準備しておく方が自然で好印象につながります。
2. Why do you want to work here?(なぜうちの会社に?)
「どこでもいい」感が出ると通りません。その会社・ブランドについて最低限の下調べをしてから臨むことが重要です。
取り扱いブランドの特徴、会社の規模感、地域での評判などを事前に確認しておきました。
「御社が取り扱う〇〇ブランドは日本でも長く関わっていたブランドです。そのブランドの良さをNZのお客様にも届けられる仕事がしたいと思い応募しました。」
3. What experience do you have in this industry?(業界経験は?)
自動車業界での経験を具体的に話せると強いです。職種・担当業務・規模感(何台、何件など)を交えて話すと説得力が出ます。
私の場合は日本での海外営業の経験を話しましたが、NZと日本では市場が違うため、「経験を活かしつつNZのやり方を学ぶ姿勢」を同時に伝えるようにしました。
4. Tell me about a time you dealt with a difficult customer.(クレーム対応の経験は?)
いわゆるビヘイビア質問(行動面接)です。「〜な状況でどう対応したか」という形式で、過去の具体的なエピソードを求めてきます。
答え方は STAR法 が使いやすいです。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| Situation | どんな状況だったか |
| Task | 自分の役割・課題は何か |
| Action | 具体的に何をしたか |
| Result | 結果どうなったか |
日本での経験でも構いません。「日本では〜という対応をして、結果〜になりました」と英語で話せれば十分です。
5. Why did you leave your previous job?(前職を辞めた理由は?)
正直に話して問題ありません。ただしネガティブな言い方は避けるのが無難です。
「会社や仕事に不満があったわけではありません。自分のキャリアをグローバルに広げたいという気持ちが強くなり、NZに来ることを決めました。」
「海外でチャレンジしたかった」は納得感のある理由として受け入れられやすいです。
6. Do you have a full NZ driver’s license?(NZの免許は持っていますか?)
自動車業界ではほぼ必ず聞かれます。試乗対応や車の移動が業務に含まれることが多いためです。
日本の免許証+国際免許証でも対応できるケースがありますが、NZ免許に書き換えていると採用側の安心感が違います。書き換え方法は出発前チェックリストの記事で解説しています。
7. What are your salary expectations?(希望給与は?)
日本人には聞き慣れない質問ですが、NZでは普通に聞かれます。
事前にSeek や Trade Me で同職種の求人を確認し、相場を把握しておくのがベストです。「市場の相場に合わせて柔軟に対応したい」という答えも悪くはありませんが、具体的な数字を言える方が交渉の余地が生まれます。
8. Do you have any questions for us?(何か質問はありますか?)
面接の最後にほぼ必ず聞かれます。「特にありません」は避けた方が無難です。興味・熱意がないと受け取られることがあります。
事前に1〜2個、会社や仕事内容に関する質問を準備しておきましょう。
例
- 「この職種で最初の数ヶ月はどのような業務からスタートしますか?」
- 「チームの雰囲気や構成を教えていただけますか?」
- 「この会社で長く活躍している人に共通することはありますか?」
自分が本当に気になっていることを聞くのが一番です。逆質問は「面接のおまけ」ではなく、自分がその仕事を真剣に考えている姿勢を示す場でもあります。
できれば、面接中に出てきた話題や内容を絡めると理想的です。たとえば「先ほどおっしゃっていた〇〇について、自分が以前△△という経験をしたのですが、御社ではどのようなアプローチをされていますか?」のように、会話を拾いながら自分の経験と結びつけて質問すると、「ちゃんと話を聞いていた」「現場のことを理解しようとしている」という印象を与えられます。
ただ、英語での面接はそれだけで十分消耗します。まずは質問を事前にいくつか準備しておくことを優先して、会話と紐づけるのは余裕があればくらいの気持ちでOKです。
面接後にやること
NZでは面接翌日にお礼メール(Thank You Email)を送る習慣があります。日本ではあまり一般的でないですが、NZでは好印象につながります。
内容は短くてOKです。
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Subject: Thank you for the interview – [Your Name]
Hi [Name],
Thank you for taking the time to meet with me today.
I really enjoyed learning more about the role and the team.
I'm excited about the opportunity and look forward to hearing from you.
Best regards,
[Your Name]
面接前チェックリスト
- 会社・取り扱いブランドを調べておく
- 自己紹介(1〜2分)を英語で練習しておく
- ビヘイビア質問用に過去のエピソードを2〜3個用意する
- 希望給与の相場を確認しておく
- NZ免許の有無を確認しておく(自動車業界の場合)
- 面接翌日にお礼メールを送る
最後に
面接は緊張するものです。それは当然のことで、緊張しない人の方が少ない。
ただ、気負いすぎる必要はありません。NZの面接官は「完璧な英語」より「この人と一緒に働けそうか」を見ています。多少詰まっても、誠実に話す姿勢の方がよっぽど大事です。
もし1社落ちても、めげないでください。日本を飛び出して、英語で仕事に挑戦しているだけで、すでに十分な行動力があります。それ自体がキャリアになるし、次の面接の練習にもなります。
焦らず、ひとつひとつ積み重ねていきましょう。
免責事項:本記事は私の個人的な経験をもとにしています。業界・企業・担当者によって面接の内容は異なります。参考程度にご活用ください。
