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AEWV取得後の生活【ビザ更新・永住権への道筋】

AEWVを取得したら次のステップは?ビザ更新の条件、永住権への2つのルート(SMC・グリーンリスト)、タイムラインをNZ在住者の視点で解説します。

AEWV取得後の生活【ビザ更新・永住権への道筋】

AEWVを取得してしばらく経つと、次のことが気になり始めます。

「このビザはいつまで使えるのか」「永住権って現実的に取れるのか」——長期定住を視野に入れ始めると、こういった疑問が次々と浮かびます。

この記事では、AEWV保持者が知っておくべきビザ更新の仕組みと、永住権への道筋を整理します。

AEWVの申請方法についてはこちらの記事で解説しています。


AEWVの更新について

AEWVの有効期間は、就いている職種の「ANZSCOスキルレベル」と給与水準によって異なります。

職種スキルレベル最長期間の目安
ANZSCO レベル1〜3(高スキル職)最長5年
ANZSCO レベル4〜5(一般職)最長3年(条件あり)

2025年3月の制度変更:レベル4・5の職種でAEWVを保有している場合、さらに延長できる期間に制限が設けられました。ただし、永住権申請のパスウェイに乗っている場合は例外となることがあります。詳細は移民局の公式サイトまたは移民アドバイザーへ確認することを強くおすすめします。

更新のタイミングも重要です。ビザが切れる前に余裕を持って手続きを開始し、必要に応じて雇用主との雇用契約更新も同時に進めましょう。


永住権への2つのメインルート

NZで永住権を取得するルートは複数ありますが、AEWV保持者が現実的に目指せるのは主に以下の2つです。

ルート概要向いている人
SMC(技能移民カテゴリー)学歴・職歴・年齢などのポイントで審査高スキル職・長期就労者
グリーンリスト人材不足職種向けの優遇制度医療・教育・エンジニア等の特定職種

SMC(技能移民)のポイント制度

SMCは「6ポイントシステム」を採用しています。学歴・職歴・NZでの就労状況などをポイント換算し、合計6ポイントを達成すると永住権申請の対象になります。

基本要件

  • 年齢:55歳以下
  • 英語力:IELTS 6.5以上相当(または同等の試験スコア)
  • 就労:認定雇用主のもとで週30時間以上、かつ職種がANZSCOレベル1〜3(またはレベル4〜5で給与が中央値の1.5倍以上)
  • 健康状態・犯罪歴:クリアであること

ポイントの主な加点項目(目安)

項目ポイント
NZ国内での就労(対象職種・期間)加点あり
学歴(学士・修士・博士)加点あり
NZ国内での学歴取得追加加点あり
パートナーの就労・スキル加点あり

2026年8月からの変更予定:修士号をNZ国内で取得した場合、追加のポイント優遇が設けられる予定です。学歴取得を検討している方は最新情報を確認してください。


グリーンリストとは

グリーンリストは、NZが人材不足と認定した職種を対象に、通常より早く永住権へ繋がる経路を提供する制度です。

Tier 1(直結型)

グリーンリストのTier 1に該当する職種は、NZに来る前の段階、つまり現地就労実績なしで居住ビザを直接申請できます。

主な対象職種:医師・外科医・看護師・歯科医・教師(一部)・エンジニア(一部)など

Tier 2(就労経由型)

Tier 2は、NZで対象職種に2年以上就労した後に居住ビザ申請が可能なルートです。

  • 現地で2年就労(AEWVなど)→ 居住ビザ申請
  • 居住ビザ取得後2年 → 永住権(PRV)申請
  • 全体で最短4年前後のプロセス

自動車業界・製造業・建設などの職種の一部がTier 2に含まれます。自分の職種が対象かどうかは、移民局の公式グリーンリストで確認してください。


AEWV → 永住権の典型的なタイムライン

職種や状況によって異なりますが、AEWV保持者が永住権を目指す場合の典型的な流れは以下のとおりです。

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ワーホリ(最長15ヶ月)
    ↓
AEWV取得(認定雇用主のジョブオファー)
    ↓
2〜3年:同職種でNZ就労実績を積む
    ↓
SMCまたはグリーンリストTier 2で居住ビザ(Resident Visa)申請
    ↓
居住ビザ取得後2年
    ↓
永住権(Permanent Resident Visa)申請

最短でもワーホリから数えて5〜7年程度のプロセスになります。


居住ビザと永住権の違い

NZでは「居住ビザ」と「永住権」は別物です。

 居住ビザ(Resident Visa)永住権(Permanent Resident Visa)
就労・就学無制限無制限
滞在期限なし期限なし
NZ出入国取得後24ヶ月以内の渡航条件あり無期限に出入国可能
申請費用NZD $5,360〜NZD $315〜
申請タイミング条件達成後すぐ居住ビザ取得から2年後

まず居住ビザを取得し、2年後に永住権を申請するのが一般的な流れです。


長期定住に向けて今からやっておくべきこと

1. 職種のANZCOコードを把握する

自分の職種がどのANZSCOレベルに分類されるかによって、AEWVの期間・SMCの要件・グリーンリストの対象可否が変わります。雇用主または移民アドバイザーに確認しておきましょう。

2. 英語スコアを早めに取得する

SMCには IELTS 6.5以上相当の英語スコアが必要です。スコアには有効期限(一般的に2〜3年)があるため、永住権申請を想定した時期に合わせて受験計画を立てておくと良いです。

3. NZ国内での就労記録を残す

給与明細・雇用契約書・IRDへの申告記録などを保管しておきましょう。永住権申請時に就労実績の証明として使います。

4. 移民アドバイザー(LIA)に早めに相談する

制度は頻繁に変わります。自分のケースに合ったルートを見極めるには、NZ政府公認の移民アドバイザー(Licensed Immigration Adviser)への相談が最も確実です。早い段階で一度プロに見てもらうと、無駄な回り道を避けられます。


まとめ

  • AEWVの有効期間は職種スキルレベルによって最長3〜5年
  • 永住権への主なルートはSMC(技能移民)とグリーンリストの2つ
  • SMCは6ポイント制・55歳以下・IELTS 6.5以上が主な要件
  • グリーンリストはTier 1(直結型)とTier 2(2年就労後)がある
  • 居住ビザ取得後さらに2年で永住権(PRV)を申請できる
  • 英語スコアの取得・就労記録の保管・移民アドバイザーへの相談を早めに

制度の変更が多い分野なので、最新情報は必ずNZ移民局(immigration.govt.nz)で確認してください。この記事の内容は2026年5月時点の情報をもとにしていますが、変更されている場合があります。

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